• まるごと知ろう!

    足尾銅山鉱毒事件と田中正造を訪ねるツアー

    ~近代日本の「公害の原点」を歩き、人間の生き方と文明を問い直す3日間~

  • ※定員に達したため、キャンセル待ちを若干名受け付けます。ご希望の方は、事務局までご連絡ください(E-mail office@parc-jp.org)

    まるごと知ろう・足尾銅山鉱毒事件と田中正造を訪ねるツアー

    まるごと知ろう・足尾銅山鉱毒事件と田中正造を訪ねるツアー

    ¥ 96,000
    足尾鉱毒事件は、栃木県・渡良瀬川周辺で起きた、明治時代最大の公害事件です。銅の製錬所から出た排煙、鉱毒ガス、鉱毒水が環境を破壊。1890年代から、鉱毒被害民や、栃木の政治家であった田中正造は、国や企業を相手に闘いを挑みましたが、敗れました。原因が古河鉱業にあることが断定されたのは、1974年。そこに至るまで一世紀の時間を要しました。製錬所は1980年代まで稼働し、21世紀の今もいたるところに影響が残っています。このツアーでは、地元の語り部・研究者に現場でレクチャーしていただき、その全貌を深く学びます。
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  • ■ 開催概要

    ●日程:2026年10月22日(木)~10月24日(土)(2泊3日)

    ●集合:2026年10月22日(木) 9:30 JR古河駅(JR宇都宮線)

    ●解散:2026年10月24日(土) 17:00 JR宇都宮駅(JR宇都宮線)

     ※現地集合・現地解散となります。集合・解散場所までの交通費は各自でご負担ください。

    【事前学習会】2026年9月13日(日)15:00~17:00 ※詳細は下記

    ●参加費:96,000円

    (事前学習会参加費、2泊3日の宿泊費、食事[22日昼夕、23日朝昼夕、24日朝昼]、入館料、現地での移動費、保険料等込)

    ●定員:20名(先着順)

    ●移動手段:現地では原則として貸切バスでの移動となります。

    ●宿泊について:原則として数名ずつでの相部屋となります(個室のご用意はございません)。

    趣旨

    明治時代、近代化の光の影で起きた当時最大の公害事件「足尾銅山鉱毒事件」。

    1877年の操業開始後、足尾銅山は日本一の産出量を誇る一方、大量の鉱毒(煙害・毒水)を排出、周辺の山々はハゲ山となり、渡良瀬川沿岸一帯の環境は激しく汚染され、大きな社会問題となりました。

    富国強兵を掲げ企業を擁護する明治政府や足尾銅山(のちの古河鉱業)に対し、鉱毒被害民は立ち上がり、衆議院議員・田中正造も半生をかけて抵抗を続けました。しかし国策の前に運動は分断され、遊水地化に反対した谷中村は廃村、残留民家屋16戸が強制破壊されました。正造は残留民と仮小屋で抵抗するも、志半ばで世を去りました。

    1958年の鉱毒堆積場決壊事故に対する被害民の運動によって、足尾銅山側が加害責任を認め、賠償に応じたのは1974年。銅資源が枯渇し閉山した翌年で、操業から実に97年後のことでした。製錬所は1988年まで稼働し、21世紀の今も現地には危険な鉱毒堆積場などが残されています。

    本ツアーは、ジャーナリストの永田浩三さんのコーディネートにより、田中正造の実像に迫る研究者・赤上剛さんともに、環境を破壊された足尾銅山の周辺および渡良瀬川沿岸の被害地、そして不屈の政治家・田中正造の足跡を巡ります。個人では立ち入れない土地やただ訪れるだけでは理解が難しいエリアを、徹底的に歩き、深く読み解く充実のルートです。さらに、歴史だけでなく「足尾のいま」や労働運動の伝統について、地域に生きる方々から直接お話を伺います。

    今なお被害の影響を残す現地の「リアル」と「現在」、そして未来に触れる3日間です!

    ●企画協力:NPO法人 足尾鉱毒事件田中正造記念館

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    ●コーディネーター:永田 浩三(ジャーナリスト/武蔵大学名誉教授)

    1954年大阪府生まれ。1977年NHK入社。ディレクターとして教養・ドキュメンタリー番組を担当。プロデューサーとして『クローズアップ現代』『NHKスペシャル』『ETV2001』等を制作。2009~2024年度の間、武蔵大学社会学部教授を務めた。

    ○ドキュメンタリー映画『闇に消されてなるものか』『命かじり』など。

    ○主著:『ヒロシマを伝える 詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち』WAVE出版 2016/『奄美の奇跡』WAVE出版 2015/『原爆と俳句』大月書店 2024

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    ●案内人:赤上 剛 (田中正造(・足尾銅山鉱毒事件)研究者)

    【赤上さんからのメッセージ】

    近代日本公害問題の原点はマスコミがいう「チッソ水俣病事件」ではなく「足尾銅山鉱毒事件」です。ここから「公害悪行政」が現在まで延々と続いてきました。ただ足尾に行っても立ち入り禁止の場所が多く、説明がないと事件は見えてきません。渡良瀬川沿岸の広大な被害地ならびに田中正造の足跡もたどり、事件の全容をご案内いたします。あわせて、文明とは何か、人間の生き方とは、ということを共に考えましょう。

  • ■ 訪問先とスケジュール(予定)※現地の状況などによって変更の可能性があります。ご了承ください。

    【1日目:10月22日(木)】被害の広がりと不屈の闘争の歴史を学ぶ

    9:30 JR古河駅集合

    午前:「道の駅わたらせ」展望台から渡良瀬遊水地を見学、鉱毒により廃村となった谷中村跡地(役場跡、雷電神社、延命院跡)を歩く。

    午後:[案内:島野薫さん(田中正造記念館事務局長)※夕方まで]

    谷中村合同慰霊碑・詩人碑、田中霊祠(田中正造神社)、田中正造逝去の部屋(庭田清四郎邸)、被害民闘争本部となった雲龍寺(田中正造墓・救現堂・川俣事件被告碑)、田中正造終焉の地碑、NPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館などを見学

    夕方:川俣事件現場(記念碑、真如院)、惣宗寺(正造墓、石川啄木碑)などを訪問

    宿泊:佐野市内

    【2日目:10月23日(金)】足尾の地へ―精錬所の光と影、煙害で消えた村を辿る

    午前:小中・田中正造墓所・田中正造生家(旧宅訪問)、佐野市郷土博物館見学、草木ダム、源五郎沢堆積場決壊箇所、中才浄水場

    午後:古河橋、足尾製錬所跡見学、煙害で廃村となった松木村跡・松木堆積場を徒歩で見学、三川ダム、足尾環境学習センター、長屋、赤レンガ防火壁等(車窓から見学)、龍蔵寺(坑夫墓、松木村無縁塔、囚人墓等)、朝鮮人強制連行慰霊碑見学

    宿泊:足尾町内

    【3日目:10月24日(土)】足尾の歴史を体感し、「いま」とこれからを聴く

    午前:中国人殉難烈士慰霊塔、小滝の里碑・小滝坑跡、足尾銅山記念館、足尾銅山観光(トロッコ電車で坑内見学)

    昼食:地元の女性たちが営む「わたらせ茶屋」にてランチ、橋の上から簀子橋(すのこばし)堆積場を見学

    午後:講演①「足尾地区の現況」藤井豊さん(足尾町新聞『明るい町』編集長)、講演②「足尾銅山労働運動の伝統」※調整中

    17:00 JR宇都宮駅にて解散(予定)

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    《 ツアーをより深く知るために――事前学習会・関連映画上映会(オプション)》

     ツアーの開催に先立ち、背景を深く学ぶための事前学習会を開催します。また関連映画の上映会もあわせて開催いたします(オプション)。ぜひあわせてご参加ください。

    【1】小口一郎版画足尾銅山鉱毒事件3部作映画上映会 ※オプショナル企画

     足尾銅山鉱毒事件を生涯のテーマとして描き続けた版画家・小口一郎の作品世界を映像で辿ります。

    日程:2026年9月13日(日)12:00開場(出入り自由・参加無料)

    会場:東京DEW 1階多目的室(東京都新宿区西早稲田2-4-7)アクセス詳細はこちら

    上映スケジュール:

     12:10~12:38 『野に叫ぶ人々』(鉱毒被害に苦しむ人々と田中正造)(28分)

     12:45~13:30 『鉱毒に追われて』(北海道佐呂間への移住と帰郷運動)(45分)

     13:40~14:30 『盤圧に耐えて』(足尾銅山労働者の不屈の闘い)(50分)

    【2】ツアー事前学習会

     ツアーの概要と意義、足尾鉱毒事件の歴史について、案内人、コーディネーターのお二人から直接お話を伺います。

    日程:2026年9月13日(日)15:00~17:00

    講師:永田浩三さん、赤上剛さん

    会場:東京DEW 1階多目的室(東京都新宿区西早稲田2-4-7)アクセス詳細はこちら

    ※当日参加できない方は、後日アーカイブ動画での視聴が可能です。

    ■ お申し込み・お問い合わせ

    特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC) 

    〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-4-7 東京DEW

    TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453

    E-mail: office@parc-jp.org

    URL:http://www.parc-jp.org/