• 07. アイヌ語を学びつつ、

    日本語の問題としてとらえかえす

    ●全10回 ●受講料:39,000円〈U25割:5,000円〉

  • 07アイヌ語を学びつつ、日本語の問題としてとらえかえす

    07アイヌ語を学びつつ、日本語の問題としてとらえかえす

    ¥ 5,000 - ¥ 49,000
    2022年度から毎年開催しているアイヌ語講座。今年は道東の十勝・白糠・釧路を中心としたアイヌ語と物語を扱います。また、アイヌ語はユネスコによって深刻な「危機言語」として指定されていますが、実は日本語にも深刻な「危機言語」が幾つもあります。「全ての言語が対等に生きられる世界」を想像できるようになることを目指します。
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  • アイヌ語を実践を通じて学びつつ、アイヌ語の物語を読むことを通じてアイヌ語の物語世界を理解することを目指します。道東の十勝・白糠・釧路を中心としたアイヌ語と物語を扱います

     また、アイヌ語はユネスコによって深刻な「危機言語」として指定されていますが、実は日本語にも深刻な「危機言語」が幾つもあります。「方言」と呼ばれてきたそれぞれの地域の日本語は、継承されずに話者の高齢化が進んでいます。アイヌ語の問題を、日本語の話者が自らの言語の問題としても捉えられることを目指し、今年度の講座では、ゲスト講師による講演と、希望制でのフィールド訪問とを組み合わせます。「全ての言語が対等に生きられる世界」を想像できるようになることを目指します。

    ※もし講座開始前に時間の余裕があれば、近年新たにちくま文庫から再刊された茅辺かのう『アイヌを生きる』を読んでみてください。講座の途中で扱います。

    ●2026年10月~2027年2月 ●金曜日19:00~21:00 

    ●全10回 ●定員:25名

    ●開催形式:対面(東京DEW)またはオンライン(zoom)の選択制

    ※受講方法を適宜切り替えていただくことも可能です。

    ※教室開催が困難な場合には、事態が収束するまでオンライン参加のみとする可能性があります。

    ●受講料:39,000円〈U25割:5,000円(先着2名)〉

    ※初めて自由学校連続講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。

    ※【若者応援!U25割】25歳以下の方は受講料5,000円、入学金免除で受講いただけます。該当する方は、お申し込みの際「U25(25歳以下)」を選択してください。

    【講座アーカイブ配信・配布資料の閲覧サービスについて】

    当日参加を推奨しますが、講座終了後、講義内容の録画の視聴および配布資料について、インターネットでご覧いただくことができます(受講生限定公開。原則、2025年度内に限る)。復習や欠席された際にぜひご活用ください。ただし、講師の事情ならびに運営上の都合等によって録画および配布資料の一部または全部の共有ができない場合もあります。予めご了承ください。

    ●申し込み方法

    上記の「選択する【受講料および入学金】」、「選択する【参加形式】」をそれぞれ選択し「申し込む」ボタンを押すと申し込み画面に進みます。

    ※講座の詳細は、お申し込み・入金まで完了された方に開講日2週間前頃になりましたらご案内いたします。

  • ●講師&コーディネーター:

    藤田 護 (慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス環境情報学部専任講師)

    ラテンアメリカのアンデス高地の先住民をめぐる研究をしていて、そこで先住民の言葉であるケチュア語やアイマラ語を学ぶ過程で、日本でもアイヌ語を学び、アイヌ語を現代の日常に回復しようとする動きに関わるようになりました。PARCでも以前にアイマラ語の講座を担当したことがあり、その後ケチュア語の神話を読むサークル活動として現在まで続いています。

    ●著作:

    千葉大学アイヌ語研究会編『沼田武男「採訪帖」―アイヌ語十勝方言テキスト集』国立大学法人千葉大学 2021/藤田護「時代を超えて旅をするアイヌ語の書かれた言葉たち―知里幸恵、金成マツ、知里真志保、金田一京助」『K』(Knit-K発行 第1号 2021)/藤田護「その一瞬に死に、その一瞬を生きる――津島佑子『黄金の夢の歌』における英雄叙事詩・記憶・死者の追悼」『人文研究』第201号 神奈川大学人文学会 2020

    ●参考文献・サイト:

    中川裕『ニューエクスプレスプラス アイヌ語』白水社 2021

    国立アイヌ民族博物館 アイヌ語アーカイブ

    アイヌ民族文化財団「アイヌ語動画講座」

  • ●プログラム

    10/9(金)どこから来たのかを尋ねる/地域ごとのアイヌ語の違い
    アイヌ語には豊かな地域的多様性があり、その区分や記録の量の違いについて入門的な解説をしながら、アイヌ語の初歩を解説し、会話の練習をします。
    10/23(金)自己紹介をする/十勝の神謡(その1)/十勝の伝承者たち
    アイヌ語の地域的な違いを意識しながら自己紹介をする練習をするとともに、十勝地方で記録された神謡(オイナ)を音声を聞きつつ物語を読み進め、考察します。十勝地方の主要な伝承者たちについても紹介します。
    10/30(金)アイヌ語の数の仕組み/十勝の神謡(その2)
    アイヌ語の数が数えられるようになるとともに、二桁以上の数字がもつユニークな数え方の仕組みを紹介します。十勝本別地方の重要な伝承者であった沢井トメノさんについて、映像や文章を通じて知ります。
  • 11/13(金)消えそうな声を残し、届ける――静岡県北部・井川方言の記録と継承をめぐる活動

    ゲスト講師 谷口ジョイ 静岡理工科大学情報学部教授

    日本において危機的状況にあるのは、アイヌ語だけではなく、それぞれの地域の(共通語以外の)言語・方言も同様の状況に置かれています。今回の講座では静岡県北部の井川方言の記録と継承活動に取り組む谷口ジョイさんに話を伺いつつ、アイヌ語と日本語を同じ地平で捉えられるようになることを目指します。

  • 11/27(金)アイヌ語の基本動作と動詞の命令形/十勝の神謡(3)

    アイヌ語の基本動作を示す動詞について、地域ごとの違いを意識しながら練習します。また、

    12/11(金)質問のしかたと答え方/白糠の英雄叙事詩(1)

    アイヌ語での質問のしかたは、独特の特徴をもっています。これを練習するとともに、白糠で伝承される英雄叙事詩について、主要な場面を抜粋しながら読み進めます。また、釧路や白糠地方の主な伝承者について紹介します。

  • 2027/1/8(金)山本多助(釧路のエカシ)によるアイヌ語の記録

    ゲスト講師 中川裕 千葉大学名誉教授

    山本多助氏は知里真志保の批判などによって、これまでアイヌ語研究史上あまり重視されてきませんでした。しかし彼が主幹となっていた『アイヌ・モシリ』の復刻によって評価は大きく変わりました。「釧路アイヌ語の会」の成果を参照しながら、山本氏の活動を再検討します。

    1/22(金)天気について話す/白糠の英雄叙事詩(2)

    アイヌ語における天気や季節の表現の仕方について学ぶとともに、白糠の重要な伝承者であった四宅ヤエさんの伝承がもつ特徴について考察します。

  • 1/29(金)樺太のアイヌ語の英雄叙事詩「ハウキ」

    ゲスト講師 北原モコットゥナㇱ 北海道大学アイヌ・先住民研究センター教授、北海道大学アイヌ共生推進本部兼務教員

    樺太のアイヌ語の基本的な特徴を解説してもらい、練習するとともに、「ハウキ」と呼ばれる樺太の英雄叙事詩がもつ特徴を探ります。

    2/12(金)否定や禁止の形/白糠の英雄叙事詩(3)

    アイヌ語では否定や禁止の形にも地域差があり、それを比較しながら練習します。四宅ヤエさんをはじめとする、道東の「サコㇿペ」と呼ばれる英雄叙事詩がもつ特徴を探ります。