04. ポストコロナ時代のライフスタイル:都市は変われるか

04. ポストコロナ時代のライフスタイル:都市は変われるか

¥ 5,000 - ¥ 25,000
コロナ禍は、私たちの暮らしを一変させ、都市の脆弱性があらわになった。改めて、経済成長を重視する社会、経済のあり方を見直し、ポストコロナ時代における持続可能なライフスタイルに注目が集まっている。また、ポストコロナ時代は、深刻化する気候危機、拡大する格差・貧困への対策などを視野に入れた社会のビジョンを描くことが重要となる。
本講座では、「都市は変われるか」という問題意識のもと、「農の営み」「農の力」をキーワードにこれからの都市と都市生活者のライフスタイルについて考え、現場の実践者に学び、議論を深める。

※本講座はフィールドワークを希望するか否かに応じて、コースをお選びいただけます。

●受講料:
【コース1】:オンライン講義+フィールドワーク:15,000円〈U25割:5,000円〉
【コース2】オンライン講義のみ:10,000円〈U25割:5,000円〉

※初めて自由学校連続講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。
※【若者応援!U25割】25歳以下の方は受講料5,000円、入学金免除で受講いただけます。該当する方は、お申し込みの際「U25歳以下」を選択してください。
※フィールドワークは現地への交通費・食費・実費などが別途かかります。

《申し込み方法》
下記にて【コース】・【 連続講座受講経験】、【一般/25歳以下】をそれぞれ選択し「申し込みリストに追加する」ボタンを押した後、ページ右上のカートアイコンをクリックすると申し込み画面に進みます。

※講座の詳細は、お申し込み・入金まで完了された方に開講日2週間前頃になりましたらご案内いたします。
※当日参加が前提ですが、後日の録画共有も予定しています。ただし、フィールドワークの回や講師の事情等によって録画の一部または全部の共有ができない場合もありますことをあらかじめご了承ください。
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詳細情報

●講座が本になりました!

講座を原案にした書籍『農の力で都市は変われるか』(小口広太・PARC編、コモンズ刊)が刊行されました! 詳細はコモンズのウェブサイトをご覧ください。

 

●コーディネーター:

小口広太(千葉商科大学人間社会学部准教授/PARC理事)


○プロフィール:

1983年長野県塩尻市生まれ。日本農業経営大学校専任講師等を経て2021年より現職。専門は地域社会学、食と農の社会学。有機農業や都市農業の動向に着目し、フィールドワークに取り組んでいる。

○主著:

『日本の食と農の未来―「持続可能な食卓」を考える』光文社新書 2021

 

●講座プログラム

 

《オンライン講義》

●2022年6月~9月 ●全5回 ●原則として木曜日19:00~21:00 ●開催形式:オンライン(zoom)

 

6/23(木)19:00~21:00
都市の再生と農の力

小口広太(千葉商科大学人間社会学部 准教授/PARC 理事)
高木恒一(立教大学社会学部教授/共生社会研究センター長)

講座のガイダンス。コロナ禍という経験を通じてライフスタイルが大きく変わろうとしている。「都市か農村か」という2分法に陥ることなく、都市の持続可能性と都市生活者のライフスタイルをどう変革できるのか、その可能性を農的コミュニティという視点から考える。また、都市は今、どのような現状にあるのか。都市の再開発が進む中、高齢化、人口減少という縮退の局面に入る都市の持続可能性について現状と課題を整理する。

○主著:『都市住宅政策と社会―空間構造:東京圏を事例として』立教大学出版会 2012/『都市社会構造論』(共著)放送大学教育振興会 2018
○参考文献:高木恒一「大都市住宅地をめぐる3つの視点」『家とまちなみ』81号 2020/饗庭伸『都市をたたむ 人口減少時代をデザインする都市計画 』花伝社 2015


 

 

7/7(木)19:00~21:00
街の未来を、田舎の未来を、人の未来を、先に生きてしまえ!

高坂 勝(NPO法人SOSA Project 主宰)

過分に儲けないビジネスを構築。週休三日で米作りに千葉と二拠点居住。後に移住。経済成長でしか青写真を描けない?経済成長を放棄した先を生きて、時代を先導しよう。

○主著:『減速して自由に生きる ダウンシフターズ』ちくま文庫 2014/『次の時代を先に生きる ローカル、半農、ナリワイへ』ちくま文庫 2020

 

8/19(金)19:00~21:00
都市生活者と一緒につくるCSAの可能性
今村直美
(一般社団法人風の色 代表理事/一般社団法人空(福祉職員)/川村学園女子大学 非常勤講師)

千葉県我孫子市で新規就農し、CSA(Community Supported Agriculture、地域支援型農業)を立ち上げ運営していく中で、障害者と共に農業をしていく可能性に気付く。その後福島県に移住し、農福連携で取組むCSA×都市生活者のライフスタイルの新たな実践を模索している。
○主著:『分かち合う農業CSA~日欧米の取り組みから~』(共著)創森社 2019
○参考サイト:https://sharethelove.jp/challengers/imamura-hosobuchi/
○参考文献:吉田行郷、里見喜久夫、季刊『コトノネ』編集部『農福連携が農業と地域をおもしろくする』株式会社コトノネ生活 2020/小口広太『日本の食と農の未来―「持続可能な食卓」を考える』光文社新書 2021

 

9/1(木)19:00~21:00
自然とともに、人を育てる農の力
小島希世子
(NPO法人農スクール代表/(株)えと菜園代表取締役)

神奈川県藤沢市で独立就農し、農業体験農園と就労支援に取り組んでいる。農の営みに関わることで、人びとのライフスタイルがどう豊かになり、人びとの人間的な成長につながるのか。農の営みが持つ潜在的な力について考える。
○主著:『農で輝く!ホームレスや引きこもりが人生を取り戻す奇跡の農園』河出書房新社 2019/『無農薬で楽しむ家庭菜園のコツ~1人で始める小さな農業~』体験農園コトモファーム 2021

 

9/30(金)19:00~21:00
都市のトランジションをデザインする
中野佳裕
(立教大学21世紀社会デザイン研究科 特任准教授)

ポストコロナ時代にどのようなライフスタイル、都市のあり方が求められるのか。脱成長、都市コモンズをキーワードに、都市の中のトランジションについてみんなで議論する。
○主著:『カタツムリの知恵と脱成長―貧しさと豊かさについての変奏曲』コモンズ 2017
○参考サイト:https://postcapitalism.jp/index/
○参考文献:S・ラトゥーシュ著、中野佳裕訳『脱成長』白水社 文庫クセジュ 2020/北山恒『未来都市はムラに近似する』彰国社 2021


 

《フィールドワーク》

●2022年7月、9月 ●全2回 ●土曜日 日中 ●開催形式:対面(フィールド) ●定員20名


7/23(土)日中
【フィールドワーク:埼玉県草加市「ハラッパ団地」を訪ねる】団地に畑があるということ

細越雄太(株式会社農業企画 代表取締役)

ハラッパ団地・草加は、埼玉県草加市の元社員寮をリノベーションした賃貸住宅です。入居者や近隣住民が多様性を認め合い、共通体験を得るための一助として畑を設置しました。畑を中心にした農や食の企画を通したコミュニティ形成に取り組んでいます。
●主著:『自分を探すな』(共著)いろは出版 2012

 

9/17(土)日中
【フィールドワーク:東京都多摩市「青木農園」を訪ねる】都市で食と農をつなぐ
青木幸子
(青木農園 代表)

東京都多摩市で都市農業を実践し、直売に加え、母屋を改装して古民家レストランをオープン。都市生活者との近さをいかし、食を起点に農の大切さ、農の営みの豊かさを伝えている。食から農に接近し、都市農業を守り、どう持続可能な都市をつくれるのか考える。

 

【フィールドワークの開催にあたって】
※感染症の状況により、講座日程の延期や中止、プログラムの一部変更、あるいはオンライン開催への変更の可能性がございます。講座中止の場合には、中止回数分に応じて受講料を返金いたします。開講日2週間前になりましたら、開催可否について判断し、お申し込みいただいた皆さまにお知らせいたします。 
※講座開催にあたっては、参加者間の間隔確保や換気、消毒、飛沫拡散防止などの基本的な感染症対策を徹底して運営いたします。ご参加の皆様には、マスクの着用や消毒のご協力をお願いし、また発熱がある方、体調不良の方はご参加をご遠慮いただけますようお願いいたします。