13.治安維持法―いま現場から問う、国家による暴力と監視の歴史

13.治安維持法―いま現場から問う、国家による暴力と監視の歴史

35,000.00 - 45,000.00
「国体の変革」や「私有財産制度の否認」を目的とする結社を取り締まるために1925年に制定された治安維持法。しかし、「思想」を裁くこの法の取り締まり対象は一般市民に及び、アジア・太平洋戦争敗戦後に廃止されるまで膨大な逮捕者と犠牲者を生み続けました。社会と人間を破壊し、今も深い傷を残しています。植民地であった朝鮮半島や台湾では本土以上に過酷に用いられたことも明らかとなっています。法の名の下で繰り広げられた国家の暴力は、遠い過去のものなのか? 治安維持法の歴史の第一人者である荻野富士夫さんを迎え、新たな知見とともにその実態に迫ります。2回のフィールドワークも行います。

●2022年7~11月
●火曜日19:00~21:00あるいは土曜日午後
●全8回
●定員:18名
●開催形式:対面(千代田区内会場(予定)、フィールド)
●受講料:35,000円
※初めて自由学校連続講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります。
※出かける回は現地への交通費・食費・実費などが別途かかります

《申し込み方法》
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詳細情報

●講師&コーディネーター:
永田浩三
(武蔵大学 教授/ジャーナリスト)


○プロフィール:

1954年大阪生まれ。1977年NHK入社。ディレクターとして教養・ドキュメンタリー番組を担当。プロデューサーとして『クローズアップ現代』『NHKスペシャル』『ETV2001』等を制作。2009年から武蔵大学社会学部教授。編著書に『フェイクと憎悪』など。ドキュメンタリー映画『闇に消されてなるものか』を制作。

○主著:

『ヒロシマを伝える 詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち』WAVE出版 2016/『奄美の奇跡』WAVE出版 2015

 

●講座プログラム:

7/12(火)
いま改めて治安維持法を問う
荻野富士夫
(小樽商科大学 名誉教授)

運用の各段階である、検挙・起訴・裁判・行刑の実相を明らかにする。第一条の「国体」変革がどのように猛威を振るったのかに焦点をあてる。
〇主著:『治安維持法の「現場」―治安維持法事件はどう裁かれたか(治安維持法の歴史I)』六花出版 2021/『よみがえる戦時体制―治安体制の歴史と現在』集英社新書 2018
〇参考文献:荻野富士夫『思想検事』岩波新書 2000/荻野富士夫『特高警察』岩波新書 2012

 

7/26(火)
植民地朝鮮や台湾でどう運用されたか
荻野富士夫
(小樽商科大学 名誉教授)
治安維持法は植民地統治に障害となる運動・思想の一掃に威力を発揮した。拷問、量刑、仮釈放、死刑の執行などすべてにおいて過酷であった。
○参考文献:荻野富士夫『朝鮮の治安維持法―運用の通史(治安維持法の歴史IV)』六花出版 2022/荻野富士夫『朝鮮の治安維持法の「現場」―治安維持法事件はどう裁かれたか(治安維持法の歴史Ⅲ)』六花出版 2022年5月刊予定

 

8/27(土)14:00-17:00
長野県2.4事件
今井昌美
(「2.4事件」研究者/元教師)
教員赤化事件のフレームアップは、長野県の教育を変質させ、「満蒙開拓」への動員につながっていく。映画『草の実―「2・4事件」の教師たち』とともに解説。

 

9/13(火)
俳句や川柳も弾圧された
永田浩三
(武蔵大学 教授/ジャーナリスト)
京大俳句事件や川柳作家・鶴彬の死。17音の詩型がなぜ取り締まりの対象になり、どう闘ったのかをたどる。弾圧にはNHKの文芸部長なども関わっていた。

 

10/1(土)午後
横浜事件についてどこまでも追及する(横浜拘置所フィールドワーク)
木村まき
(横浜事件再審請求人)
戦前最大の言論弾圧事件、横浜事件。中央公論社の元編集者で被害者・木村亨と妻・木村まきは、「国家無答責」と文書の隠蔽・焼却の壁にどう立ち向かおうとしたのか。現場から考える。

 

10/11(火)
北海道生活図画事件を歩いて
川嶋 均
(東京藝術大学 非常勤講師(ドイツ語))
1941年北海道で、生活をありのままに描く美術教育に関わる26名の学生や教師達が検挙された。「表現の自由」が揺らぐ今、関係者の足跡をたどり、事件がもつ意味をともに考える。
○主著:「北海道・『生活図画事件』調査ノート」(『治安維持法と現代』2019年秋季号No.38)/「五郎さんからのファックス」(「松本五郎展-自由な心を求めて-」図録所収、ギャラリー北のモンパルナス 2021年)
○参考文献:熊田満佐吾著『青年の顔 美術教師の80年』熊田満佐吾自伝刊行会 1991年/『生活圖畫教育関係治安維持法違反事件資料』司法省刑事局 1941年

 

10/25(火)
治安維持法・家族の記憶―今、思うこと
横湯園子
(元北海道大学教育学部教授・元中央大学文学部教授)
トラウマを研究する臨床心理学者の横湯園子さんは、澤地久枝さんたちと国会の前に立ち声をあげる。彼女の家族には逃げることを強いられる日々があった。
○主著:『ガーベラを思え―治安維持法時代の記憶』花伝社 2021年/『魂への旅路―戦災から震災へ』岩波書店 2014年

 

11/12(土)午後
どのように抵抗したのか(豊多摩刑務所フィールドワーク)
荻野富士夫
(小樽商科大学 名誉教授)
布施辰治、鈴木義男、高田富与らの弁護士らはさまざまな抵抗を試みた。豊多摩刑務所の現地を訪ね、小林多喜二や抵抗者たちの足跡をたどる。
○参考文献:荻野富士夫(監修)・NHK取材班(著)『証言 治安維持法―「検挙者10万人の記録」が明かす真実』NHK出版新書 2019年/荻野富士夫編『小林多喜二の手紙』岩波文庫 2009年
 

【PARC自由学校での感染症対策について】

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※講座開催にあたっては、参加者間の間隔確保や換気、消毒、飛沫拡散防止などの基本的な感染症対策を徹底して運営いたします。ご参加の皆様には、マスクの着用や消毒のご協力をお願いし、また発熱がある方、体調不良の方はご参加をご遠慮いただけますようお願いいたします。

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