• 04.ガンディーの言葉から学ぶ

    ――『非暴力の精神と対話』をテキストとして

    ●全10回 ●受講料30,000円〈U25割:5,000円〉

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    04.ガンディーの言葉から学ぶ――『非暴力の精神と対話』をテキストとして

    04.ガンディーの言葉から学ぶ――『非暴力の精神と対話』をテキストとして

    ¥ 5,000 - ¥ 40,000
    紛争や戦争、差別や暴力に満ちた現代の世界情勢の中で、「非暴力」や「不服従」はどこまで可能なのか。ガンディー思想の中核をなす「アヒンサー(非暴力)」をテーマとして編纂された『非暴力の精神と対話』を、ガンディー研究者の石井一也さんと読んでいきます。
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  • 【4/8(月)18:30~】 終了しました

    プレ企画「ガンディー思想と現代インド」(参加費無料)を開催! 詳細はこちら

    紛争や戦争、差別や暴力に満ちた現代の世界情勢の中で、「非暴力」や「不服従」はどこまで可能なのでしょうか。ガンディー思想の中核をなす「アヒンサー(非暴力)」をテーマとして編纂された『非暴力の精神と対話』を、ガンディー研究者の石井一也さんと読んでいきます。

     

    現代に生きる私たちはガンディーの言葉から何を受け取り、伝え、そして実行していくことができるのか、考えたいと思います。双方向で質疑応答やディスカッションも行う、少人数制・参加型のゼミです。

    ●2024年8月~12月 ●原則、金曜日19:00~21:00 ●全10回 ●定員:20名

    ●開催形式:オンライン(zoom)

    【講座録画の視聴・配布資料の閲覧サービスについて】

    当日参加を推奨しますが、講座終了後、講義内容の録画の視聴および配布資料について、インターネットでご覧いただくことができます(受講生限定公開。原則、2024年度内に限る)。復習や欠席された際にぜひご活用ください。ただし、講師の事情ならびに運営上の都合等によって録画および配布資料の一部または全部の共有ができない場合もあります。予めご了承ください。

    ●受講料30,000円〈U25割:5,000円(先着2名)〉

    ※初めて自由学校連続講座を受講される方は別途入学金10,000円が必要となります

    ※【若者応援!U25割】25歳以下の方は受講料5,000円、入学金免除で受講いただけます。該当する方は、お申し込みの際「U25(25歳以下)」を選択してください。

    ●申し込み方法

    上記の「選択する」から該当するものを選択し「申し込む」ボタンを押すと申し込み画面に進みます。 

    ※講座の詳細は、お申し込み・入金まで完了された方に開講日2週間前頃になりましたらご案内いたします。

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    ●講師:石井一也(香川大学法学部教授

    1991年、早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。 1997年、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。 香川大学法学部講師、助教授、スタンフォード大学経済学部客員研究員などを経て、2008年より現職。 博士(経済学)。

    ●主著 『身の丈の経済論 ガンディー思想とその系譜』法政大学出版局 2014/『非西欧圏の経済学 土着・伝統的経済思想とその変容』(共著)日本経済評論社 2008

     

    ●講師からのメッセージ:

    大学院では、タイ児童労働のフィールド調査なども同時に行い、開発を批判的にみる研究をしてきました。今はもっぱらガンディー研究に専念し、西欧近代を乗り越える価値を探しています。地球という閉じられた空間において、人間が他者と共にいかに生きてゆくか、皆さんと考えてゆきたいと思います。

  • ●ゼミの進め方:

    ・オンラインでの開催です。1回につき一章の半分程度を読み進めていきます。

    ・発表者を事前に決め、毎回半章ずつ発表を行なった後、講師からの解説と質疑応答・ディスカッションを行います。

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    ●テキスト:

    ガンディー著、森本達雄訳『非暴力の精神と対話』レグルス文庫 2001

    ※テキストは事前に各自でご購入ください。

     

     

     

    【参考文献】

    M.K. ガーンディー著、田中敏雄訳『真の独立への道(ヒンド・スワラージ)』岩波文庫 2001

    石井一也『身の丈の経済論―ガンディー思想とその系譜』法政大学出版局 2014

  • ●プログラム

     

    8/9(金) オリエンテーションと自己紹介

    初回は、本書の概要とガンディー研究を始めるきかっけとなった講師のエピソードなどをお話しします。

     

    8/30(金) ガンディーの人生と思想について

    ガンディーが生きた時代や社会の背景について、またガンディーの思想の中核について解説します。

     

    9/13(金) 第一章 アヒンサーとサティヤーグラハ(前半) 

    ガンディーは、「非暴力」が「強者の道」であることを示し、兵役と納税および特権の拒否を含む「抵抗」の手段としてそれを語ります。

     

    9/27(金) 第一章 アヒンサーとサティヤーグラハ(後半) 

    「非暴力」の義勇兵が従うべき規律を提示し、「非暴力」の観点から原子爆弾に原子爆弾で対抗したい誘惑を戒めます。

     

    10/11(金) 第二章 非暴力の精神と対話――世界へのメッセージ(前半) 

    自身によるインドへの奉仕が人類への奉仕を含むことを述べ、戦争の大義としての「民主主義」の欺瞞を語り、なおかつヒトラーを「親愛なる友」と呼んで改心を促します。

     

    10/24(木) 第二章 非暴力の精神と対話――世界へのメッセージ(後半)

    独自の社会主義論を展開し、日本人の軍国主義的野心を欧米の帝国主義と同様に拒絶する姿勢をみせています。

     

    11/8(金) コーヒーブレイク

    『非暴力の精神と対話』では断片的に触れられているガンディーの経済論(「小さな経済」の考え方)について、講師の論稿をもとにご紹介します。

     

    11/22(金) 第三章 すべての宗教の根源にあるもの(前半)

    イギリスの撤退後、軍隊や警察による社会秩序の維持を無効と考え、不可触民や無学の人びとを「神」とみて、階層差別を維持する価値観の転倒を促します。

     

    12/6(金) 第三章 すべての宗教の根源にあるもの(後半)

    ブッダ、キリスト、ムハンマドによる自己犠牲と放棄の生活を引いて欲望の増大を戒め、他宗教を尊重して自宗教の限界をわきまえようとします。

     

    12/20(金) まとめとして

    全体を振り返り、現代に生きる私たちが、ガンディー思想から何を学び、受け継いでいけるのかを皆で考えたいと思います。